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記事・日記 - 3rdアルバム "アモーレマティコ" レビュー

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3rd Album 「Amorematico」

音楽誌 ロックスター によるレビュー (2002年1月)

トリノ出身のスブソニカ、宇宙飛行のログブック第3章。 円熟とポップミュージックの解体、そして究極の洗練を同時に達成。

カザソニカとは、とある種類の錬金術のラボであり、サウンドと都会的なトレンドのメルティング・ポット。 このスタジオはトリノのヴィットリオ広場のひしゃげた一角にあり、観念、感覚、考察といったものがそこで純化される、ある種の音の蒸留所。 そう、すべてのスブソニカのディスクが生まれる場所、「アモーレマティコ」 を生み出したのもここ、カザソニカだ。 このアルバムは、トリノで展開しているポップミュージックシーンにおいて、そして特に、メイド・イン・イタリーのインディーミュージックシーンにおいて新たな意義をもたらしているスブソニカのキャリアの第3章だ。

カザッチ(訳注: マックス・カザッチ、スブソニカのギタリスト、プロデューサー)& Co. はお仕着せをひどく嫌うのだが、アモーレマティコを "円熟のアルバム" というレッテルから免れさすことはできない。 10万枚以上を売ることが可能な "確立のアルバム" である 「ミクロチップ・エモツィオナーレ」 に続くアルバムだ。 ポップミュージックとダンスビートを今までにないやり方で解体し、その新たなコンビネーションをも実現しながら、今回スブソニカは1曲1曲が粒ぞろいの、前作と比較してより完成度の高いCDを発表した。 これは、アルバムを締めくくる4曲からなるエレクトロニカ組曲の作者でもあるロジャー・ラマとのコラボレーションの賜物でもある。

シングルになった "ヌヴォレ・ラピデ"、明るく抗いがたい魅力をもつ "マンミフェロ"、あるいはモロッコ人ラッパー、ラシッド をゲストに迎えた "ジェンテ・トランクイッラ" など、4つ打ちベースドラムのダンスビートにのった曲や、より "緊張感のある" エピソードにも事欠かない。 アコースティック−オーケストレーションがリッチなエピソード "イエリ"、そしてスロー・メトロポリタン・ヴォコーダライズの "デントロ・イ・ミエイ・ヴオーティ" といった曲でも彼ららしさが輝く。

陳腐な中に埋もれた安逸からはるか遠く離れたところで、スブソニカはリリックで意味深いモチーフをも示してくれる。(まずタイトルからしてそうだ。) これは、サムエルとカザッチの間の密なコラボレーションの成果であり、ほとんど限界まで難解な、予想もつかないメタファーと何をかを喚起するアナロジーに糧を得た、韻律的−語彙的に緻密な構成の成果でもある。 なんとしても手に入れたい1枚だ。

マックス・マラニーノ (Max Malagnino) www.rockstar.it

(訳注: アルバム「Amorematico」は、2002年1月の発売直後にイタリアの公式アルバムセールスチャートでNo.1になっている。また、2002年12月にプラチナディスクを獲得している。)