今年のツアーの成功の後、長期にわたり音楽シーンから姿を隠す (これについては、はトゥット来月号に掲載予定のインタビューで説明される。) その前に、スブソニカは書店にもやって来る。 44歳、ジャーナリスト、DJであり、しかし特にトリノのミュージックシーンに造詣が深いことで知られる、パオロ・フェラーリによって編集された、まさにスペシャルなバイオグラフィの本だ。
この本は10月中旬に出版、タイトルはアノマリア・スブソニカ (Giunti, 17.50 euro)、ボブ・マーリィのカバーと、既存のスブソニカの曲3曲 (Preso blu, Albascura, Sole silenzioso) のアコースティック・バージョンが収録されたCDが付随している。 「本の中では一人称で語る彼らが主人公だ。」 こうフェラーリは説明する。 「わたしはインタビューの時、ほとんどいつもひとりづづだったが、それぞれのメンバーの特徴的なものを捉えられるよう、彼らを促していただけだ。」
マックス・カザッチの “ブレインストーミング” から、サムエルの “アルコール漬けのおしゃべり” まで。 ニンジャへの “メール経由のインタビュー” もあった。「(ニンジャは、) 周知のはずかしがり屋で、情報工学精神の持主であるが故に、伝統的なインタビューのスタイルにアレルギーがある。」 そしてついに、「それぞれの半生の中の暗闇」 まで発見、フェラーリにスブソロジストというニックネームを奉るということになる。 「(スブソロジスト、あるいは) スブソニカの心理学者。 なぜなら、彼らが各々のインタビューを読みあって、これまでお互いに知らなかったことを見つける、というようなことが起こったのだ。」
「アノマリア・スブソニカ」は、九つの章で構成されている。 メンバー個々の半生記の他に、バンドをはじめる前のことについて ("addestramento individuali (個別訓練)")、スブソニカの活動と平行したプロジェクトについて ("satelliti (衛星)")、そしてより身近なコラボレーター達について ("space staff (スペース・スタッフ)")。 すべてのスブソニカ・ストーリーがそこにある。 アルバムからアルバムへ、コンサート、そしてまたコンサート、パオロ・フェラーリという個人の特質である、"(彼らとの間に) 長年培ってきた信頼と" そして "トリノという街とのゆるぎない絆" を以って、インタビューは進んでゆく。 彼に対して、バンドは何一つ隠すことなく自身を告白したのだ。 しかしスブソニカの真の秘密は、"この何年かの間、他のすべてのことにスブソニカというプロジェクトを優先させながら、彼らが保ちつづけた一徹さ" なのである。 これは "スブソロジスト" の教えだ。
マルコ・マチュー (Marco Mathieu)