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4th Album 「Terrestre」

イル・コリエレ・デラ・セーラ紙(2005年4月14日)による記事

スブソニカ・レヴォリューション

スブソニカが地球に帰還した。2002年発表のアルバム、「アモーレマティコ (Amorematico)」 のジャケット写真では、スブソニカの5人は宇宙飛行士の格好をしていた。これがエレクトロニカ優位のサウンドを表現していたのは明らかだった。そして今、彼らはニューアルバムを「テレストレ (Terrestre、地球人、地上の、などの意)」 と名付ける。

ギタリストでバンドのイデオローグでもあるマックス・カザッチがこんなふうに説明する。 「そのタイトルは宇宙飛行士たちの帰還の旅を象徴している。これは、エレクトロニックというよりも、よりエレクトリック、そしてパソコンのキーボードじゃなくて、電子楽器の鍵盤をつぶれるほど押して鳴らしていた時代の、アナログなエレクトロニカのCDなんだ。」 過去を否定することのない旅。ただアプローチが変わっただけなのだ。前回のツアーの後、バンドは2年の休止期間に入った。

その間5人のメンバー一人ひとりが平行プロジェクトにいそしんでいた。リミックスアルバムの製作、DJとしての活動、映画のサントラの製作、執筆、他のバンドのプロデュース... 「演奏すること意外は全部やった感じだな。 −カザッチは言う− ようやくみんながそろった時、とにかく楽器を手にしたいという気持ちだった。おれたちは演奏しながら曲作りを始めて、でも前にやってたようなコンピュータ上での作業という段階は踏まなかった。」 これはアルバムを聴けばわかる。ドラムソロ、プログレッシブ・ロックの影響、アコースティックサウンド...。 「おれたちは現代における判断基準の欠如を利用したわけだ。 −ギタリストが強調する− 30年前のディスクがどれほど現代的かということを発見するためにね。ジェネシスの「ザ・ラム・ライズ・ダウン・オン・ブロードウェイ」とか、レッド・ツェッペリンのライブとか。今回おれは70年代テイストのツインネックギターを使った。」

サムエル・ロマーノ、ボーカリストが発言する。「それをアルバムコンセプトというのは言い過ぎだけど、すべての曲に共通した基本的な意図があって、おれたち自身とおれたちの満足がそこにある。」 歌詞は辛辣で、苦しみや、自分自身から見た、また他人から見た意見や感情の相違へのリマークがあふれている。"コルポ・ア・コルポ" という曲はストマックにくらったパンチのようだ。「これは世の中がどんな風に分かれているかということを言おうとする痛烈な批判なんだ。 −とカザッチは説明する− 一方では若々しくあるために体 (=corpo コルポ) にメスを入れ、他方では生き延びるために臓器売買のブローカーに自分の体の一部を売る...。」

"ガソリン" という1曲は英語の曲だ。スブソニカが地球に帰ってきたのは、他の国を征服するためなのだろうか? 「もしほんとに海外で1曲ヒットを飛ばそうと思ったら、その曲にドラムソロを2分も入れないよ。」 そう言ってギタリストは笑う。が、イタリア以外での確実な予定があると言う。 「2006年に、レーベルのサポートで海外での活動が予定されている。」 ときにレーベルといえば、インディーレーベルからメジャーレーベルへの移籍について、金のために身売りしたやつらなどと言った人があったが。 「マネジメントとライブのプロダクションに関しては直接自分たちでやってるんだ。ディスコグラフィクスとしての活動はヴァージンイタリアとの作業だけど、アーティスティックな面での最大限の自由は契約が保証してくれている。」

アーティスト、そして自分たち自身のマネジャーである彼らは、5月5日、ポルデノーネからスタートするコンサートのチケットの値段も低く抑えることにした。 「特におれたちの街、トリノで今生活している人たちは、いろんな経済的困難の中で生きてる。CDも高いし、もしそうしたいんだったら、コピーしてもいいよ。おれたちはするなとは言わない。CDはコピーできるかもしれない、でも、チケットの値段が高いからという理由で、コンサートに来れない人がいるのはいやなんだ。」

アンドレア・ラフランキ (Andrea Laffranchi)
Il Corriere della Sera www.corriere.it