
| タイトル | MICROCHIP EMOZIONALE |
|---|---|
| 発表 | 1999年8月26日 |
| レーベル/発売 | Mescal/Universal (現在はSonyから発売) |
| フォーマット | 1CD |
| レビュー抜粋 |
| スブソニカによる解説 |
| プロデュース | Max Casacci & Subsonica |
|---|---|
| レコーディング | Max Casacci & Condimix, Casasonica (Turin, Italy) |
| ミキシング | 1,4,7,10,11,13,14 - Marco Capaccioni & Subsonica, Sound Studio Service (Citta di Castello (PG), Italy) 2,3,5,8,9 - Carlo U. Rossi & Subsonica, Transeuropa Studio (Turin, Italy) |
| マスタリング | Mike Marsh, The Exchange (London, UK) |
| 2000年3月、6. Tutti i miei sbagli と 12. Albe meccaniche を追加した 2nd エディション発売。 | |
| 2000年12月、プラチナディスク獲得 | |
| 2001年3月、第6回PIM(プレミオ・イタリアーノ・デラ・ムズィカ)にてベストアルバムに選ばれている。 |
お決まりの歴史の流れ / 都市 / 配線・接続・遮断 / 自動的な空の閉鎖の前に砕け散る夢 / 様々な構造
間隙のなかで時折どうしようもなく目覚めてしまう愛 / 夜 / 神経伝達物質
物質の脈動・改変拡大・交錯 / ダンスダンス / ダンスダンス...
PLAY
Microchip emozionale は次のようなものとも共にある。
それを演奏するメンバーと普段シーケンサライズされた音楽を聴いている彼らの趣味嗜好。 現実、情熱と、簡潔でミニマルなヴァリエーション。 ブリティッシュミュージックの導入という背景と、今や、明白かつ不遜なまでに新たな領域に達した、無視し得ないイタリアの遺産としての音楽。
Buncia.
それが誰であろうと、どこにいようと、その生活を把握することが可能なテクノロジーと手段が存在する。 継続する監視体制化における諦念が隠しマイクやカメラ、 スパイ衛星の存在を、単にまったくSF的な想像の中で最も納得できうる守護天使というイメージに変貌させてゆく。
この曲が誰に向かって歌われているのか、ということを尋ねる必要はない。 我々誰もが持つ目的の周りを、使用と消費のための背任、日常的な職権乱用、世にも厚顔無恥な出世主義といったものが取り巻いているのだから。
夜の性格を持つ女性 (?)。 思春期の不適応症、あるいは単に満たされない - ポストモダンな拒食症の導入遺伝子的少女。すべて可能な限り現実とは違ったものを求めている。
(20世紀の) 世紀末的なアンニュイなダンス・ナンバー。 曇り空の下で停止してしまったレーダーのような、無意味なことばと共に雲散霧消してしまうような、とあるラブ・ストーリー。
ラジオ番組のテーマとして誕生したが、その後、“レジ係” のための童謡風に再編集された。 友情の名のもとにダニエレ・シルヴェストリを巻き添えにして、可視、そして不可視の檻から自らを自由にするよう強力に促している。
後続の二つのナンバーにおいて拡大していくダンス・セクションがここで幕を開ける。ディスコミュージックのリズムがギターとエレクトロニクスに伴われ、いかにもイタリア的なメロディアスなフィナーレへと向かって歩みを進める。
閉所恐怖症的4分の7拍子のダンスミュージック。 クラブ、ダンスフロアの歴訪三昧で過ごした、とあるトリノの夜の締めくくりに、夜明けの最初の光の中で モルガン (ブルヴェルティーゴ) と共に作った曲。 ディスコ・ミュージック、ブレイクビート、インディーズ・ロックがヒプノティックにブレンドされている。
もうひとつコラボレーションが続く。 ここではインディーズとダンス・ミュージックの間の (一方的な) 障壁を挑発的に粉砕している。 クラウディオ・コッコルート、有名なDJであり、音の調合師。 同時に我々のコラボレーターであり、この曲のインスピレーションを与えてくれた人物でもある。 ゴースト・トラックに注目。
稀にしかその青空を見せてくれない街との関係にもなぞらえた、コントラスト形式のセンシュアルなラブ・ソング。
アルバムの中で最も “ダンスフロア的” な音楽のもとに、精神薬理学的* なロザリオが唱えられていく。 深く落ちてゆきながら飛ぶ、という気分にさせてくれるモダンな呪文。 (*: この曲の歌詞の大部分は向精神薬等の名前をそれとなくイタリア語風に並べたものである。)
一昔前のSFドラマシリーズ (“アンドロメダのA*”?) を思わせる様々な音の要素が 生物学的構造の歌詞にコンテンポラリー・ミュージックのスタイルでぴったりとかみ合っている。 (*: イタリアで1972年に放映された SFテレビドラマシリーズ 「A come Andromeda」 のこと。(原作はイギリスの SF小説、「A for Andromeda」。) 日本では 「アンドロメダのA」、その続編、「アンドロメダ突破」 が、早川書店から文庫版で出版されている。)